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岩谷圭介 情熱大陸 風船宇宙撮影にスマホは使えない!その理由とは? [テレビ番組]

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岩谷圭介氏は「ふうせん宇宙撮影」の

第一人者です。10/18放送の情熱大陸でも

取り上げられる、今注目の人物です。

風船を使った宇宙撮影は海外でも行われて

いますが、海外の方法は日本で使うことが

できない理由があると言います。一体

その理由とは何なのでしょうか?


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岩谷圭介氏は、風船にカメラをつけて

地上から成層圏内の上空30kmまで飛ばす

という方法で、個人で風船による宇宙撮影に

成功しました。

岩谷氏が撮影した写真は、CMや広告にも起用

されるなど、大きな注目を集めています。


岩谷氏は、北海道大学在学中に

「海外で風船にカメラをつけて飛ばした」

というニュース記事を発見し、自分もやって

みようと活動を開始したのがきっかけで、

風船を使った宇宙撮影への取り組みを開始

したそうです。


風船で宇宙撮影する方法は、当時誰もやって

いなかったので、インターネットでやり方を

探すも情報が全く無く、資金もなかったこと

から、撮影装置はほとんど自分で発明し、

設計・実験してきたそうです。


発明や設計といっても大掛かりなものでは

無く、100円ショップや東急ハンズにある

ものを使って機体を制作していました。


主に北海道で打ち上げを行っていて、

失敗を繰り返しながらも、機体制作から

11号機で初めて宇宙の映像を撮影することに

成功しました。そこからはほぼ100%に近い

確率で撮影・回収に成功しています。


風船破裂時の落下用パラシュートを付けて、

風船が割れて落ちたら、GPSを使って

落ちた場所をひたすら探す…という地道な

作業の繰り返しなんだそうです。


広大な北海道の地から打ち上げを続けて、

手作り感溢れる手法で子供達に夢を与えて

きました。



海外では高高度気球を利用して宇宙を楽しむ

活動のことを「スペースバルーン」と呼んで

います。2014年末頃から日本でもスペース

バルーンと呼ばれるようになりました。

しかし海外と同じ方法では、色々な理由で

日本国内で風船を打ち上げることができない

と岩谷氏は言います。


日本人が日本で飛ばす条件に合わせて行う

ために生み出した仕組みなので、和名での

活動名を『ふうせん宇宙撮影』と呼ぶことに

したそうです。


岩谷氏の言う、海外と同じ方法では日本で

風船を飛ばすことができない理由、というのは

一体何なのでしょうか?


その理由と、日本でのスペースバルーンが

困難であることについて、興味深い内容が

岩谷氏のブログにアップされていました。



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日本国内でスペースバルーンが困難な理由とは?




まず大きな問題が、日本の法律に違反して

しまう、ということです。主な法律が


1.航空法


2.電波法



の2つです。


航空法は、空を利用するものに対しての

取り決めをまとめた法律です。

書類を提出することで航空法に関する許認可

が降りれば、風船の打ち上げが可能です。


そうすれば合法で空を飛行できますが、

航空法以外の法律を満たしていない場合

法律違反になってしまいます。





スペースバルーンは大きな影響を与える

恐れがあるので、何かあった場合には

警察に逮捕されます。刑事罰の対象なので、

最悪の場合は罰金、拘留などの可能性も

あります。


ドローンで首相官邸の屋上に着地させて

テロか?と大騒ぎになり、逮捕された事件が

あったと思いますが、あのような結果も

十分あり得ます。


ちなみに、おもちゃの風船であれば空に

飛ばすときは許認可はいらない、

という事です。



次に電波法に違反する、ということ

なんですが、これは


「スマホや携帯電話をスペースバルーンで

 使用することは違法」


ということだからです。

海外では、一般的に撮影機材にスマホを

使っているんですが、

日本では電波法に違反するためスマホを

使うことができません。


携帯電話やスマートフォンは、

電波法令上の種類は陸上移動局です。

簡単に言うと、歩きながら使ったり、

車の中で使ったり、川遊びで使ったりする

ならOK、ということです。

逆にそれ以外の場所では、携帯電話やスマホ

使用NG、ということになります。


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なので、空でスマホの使用は原則的に禁止

されています。そのため飛行機に乗るとき

には電波を発しない状態にすることが

義務付けられているのです。

飛行機への影響だけではないんですね。


ちなみに電波法を破ると、

「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」

で罰せられます。結構重い罰です。。なので

法律を守った運用が必要な訳ですね。



他にも、日本で打ち上げるのが困難な理由

があると言います。

それは日本列島の国土の問題です。


土地の約7割が森林、山も多いし、周りは 海に囲まれて、装置の回収が非常に困難…(回収成功率30%ほど)



日本の平野のほとんどが市街地。 近くに高圧電線、幹線道路、鉄道などあると事故の可能性も。。 安全を考えると市街地近辺には落とせない。



この2つの問題を解決する場所が、

北海道なのだそうです。広大な土地で、

高圧電線もほとんど有りません。

だから岩谷氏は北海道で風船を打ち上げてる

訳ですね。


このように、スペースバルーンを日本国内で

実施するのは海外に比べて極めて困難です。


海外では小学生が成功させた、という話も

あるものの、日本で中々成功者が出てこない

のはこういう理由があるからです。


岩谷氏は、スペースバルーンを日本で振興を

図るには、鳥人間コンテストやロボット

コンテストのような、

スペースバルーンコンテストを実施する

必要があると提言しています。

制限がある中で、どうやって高く飛ばすか、

という事を考えて、競い合いながら技術を

向上させていく必要がある訳ですね。

(出典:ふうせん宇宙撮影)






10/18放送の情熱大陸で、岩谷圭介氏に密着

します。番組では、怪獣ピグモンを載せて

宇宙へ飛ばし動画撮影する、という挑戦を

するそうです。一体どんな内容になるんで

しょうか?宇宙でどんな動画が撮影されるか

非常に楽しみです!


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